ママさんブラス

京都に来て、私がやったこと。
それが「ママさんブラス」でした。
主婦やママさんが、家に閉じこもり、家事や子育てだけにおわれるような生活をするのがどんなに窮屈で、どんなにしんどいことか。
結婚や引っ越しで、知らない土地で、周りに親しい友達もおらず、ひとりぼっちで子育てをすることがどんなに大変か。
世の中には、子どもがいるから、子どもが小さいからと我慢しなければならないことが多すぎる、と私自身は思っています。
それが当たり前、とおっしゃる方もいます。
主婦は忙しくて当たり前。家庭をほっぽり出して、楽器を吹くなんてもってのほか！
お母さんは子どものためにいろいろなことを我慢しなければならない、息抜きなんてしてはダメ、と言われたこともあります。

でも、そんなのおかしいよ！
そう思っていたときに出会ったのが、ママさんブラスでした。
私が発起人となって作ったママさんブラス、WindBrassInfinityは、１年あまりの短い活動でしたが、３月をもって解散し、基本機能を「ウィンド　アンサンブル　ピアチェーレ」に移すことになりました。

Infinityは、京都に「ママさんブラス」の根を張る第１歩としての役割をすることが出来たのではないかな？と代表としては、自負しております。
この１年、京都には本当にたくさんのママさんブラスが出来ました。
各団体、それぞれの想いがあり、特徴があり、自分に合った団体を選べるようになったと思います。各地域に気軽に子どもを連れて、音楽を楽しむことが出来る環境が出来たことは本当にすばらしいことと思います。

この１年、いろいろ大変だったし、辛かったこともたくさんありました。
でも、いろんな人との出会いがあって、週に１回楽器を吹いて、会って話をする仲間たちがInfinityにはいました。私にとって、確かに救いだったのだと思います。
そして、私の考えにいろいろではあれ、賛同してくれる人たちがたくさんいたことに感謝します。今までありがとうございました。

そしてこれから、「ウィンド　アンサンブル　ピアチェーレ」をよろしくお願いいたします。