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【小説・感想】食堂かたつむり

$♪はっぴいのおと♪~うちの3兄弟~-katatumuri
 食堂かたつむり (ポプラ文庫)

以前、お話した、こちらの本の感想を。

感想を書く前に、とりあえず、amazonのレビューを読んだんですが、
食堂かたつむり amazonレビュー
賛否両論な本でした。
人の価値観っていろいろだから、それでいいと思うんだけど、ね。

私は、この本を読んで良かったと思います。
作者の小川糸さんの情景描写が、私は好きでした。
まずは出てくる料理がとにかくおいしそう。
想像するのだが、映画で実際に作られる料理を観たくなりました。

そして、やってくるお客さんたちが持つ背景もまた良かった。
それぞれの持つ悩み、願い…それが“食べる”ということで救われる。
改めて、“食べるということは生きることの基本である”ことを
感じさせてもらいました。

人間関係、例えば、祖母⇔母⇔私の三角関係がまた絶妙。
ありそうでないと思う関係が面白い。
ラストに向け、母・るりこさんがとても良かった。
私はさいこーにかっこいいと思いましたね。
るり子さんの半生は『生きるって?』『人を愛するって?』
『動物(ペット)への愛って?』『生き物を敬う気持ちって?』
『親子って?』
ということを考えさせられ、
その想いにまた感動しました。

この本を読んで、吐き気がするとか言ってる人は、
食物に対する意識が低いと私は思います。
私は下手な食育をするくらいなら、
この本読んだほうがいいと思うくらいです。
エルメスの運命に目をそむける人たちは、
それじゃ、あなたは肉を食べないの?と言いたくなります。
牛や豚、馬や鶏、…食用の動物たちを育てている人たちは
みんないつもそんな気持ちなんじゃないんだろうか?
この本は、生き物が食べ物になって私たちの口に入るまでの
とても大切なことを教えてくれていると思います。
生き物の命をいただいて、私たちは生きている。
あたりまえだけど、普段は忘れていることを思い出させてくれる本です。
私はこの本を『大人のための食育の本』と呼びたい。

この本を読んだ後は、
ご飯を食べる前には、手を合わせて
『いただきます』を必ず言いたくなると思います。

$♪はっぴいのおと♪~うちの3兄弟~-katatumuriryori
 食堂かたつむりの料理

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